生産スケジューラーの情報としくみをリアルタイムで共有するためのサーバー製品「FLEXSCHE Communicator」を新発売

株式会社フレクシェ

2006-03-10 00:00

生産スケジューラー「FLEXSCHE GP」新バージョン6.0のリリースに合わせ、
ユーザーインターフェース向上のための「FLEXSCHE GUI Extension」、
高度なスケジューリングを実現する「FLEXSCHE GP 上級オプション」、
初期導入時にお得な製品パック「FLEXSCHE GP Standard Pack」も
同時リリース。

生産スケジューリングソリューションの開発・販売及び、スケジューリングシステムの開発支援を行っている株式会社フレクシェ(東京都品川区、代表取締役社長:浦野幹夫、資本金1,600万円、以下フレクシェ)は、柔軟性を極めた新世代の生産スケジューラーの新バージョン「FLEXSCHE GP 6.0」をリリースするとともに、さまざまなクライアントプログラムと FLEXSCHE GPの仲介を行うなど、生産スケジューラーの情報としくみをリアルタイムで共有するためのサーバー製品「FLEXSCHE Communicator(フレクシェ・コミュニケーター)」を2006年4月より新発売します。
また同時に、ユーザーインターフェースを機能拡張する「FLEXSCHE GUI Extension(フレクシェ・ジーユーアイ・エクステンション)」と、幅広い業種に対応し、高度なスケジューリングを実現する機能群「FLEXSCHE GP 上級オプション」、初期導入時にお得な製品パック「FLEXSCHE GP Standard Pack」も発売します。
「FLEXSCHE Communicator」の価格は120万円(税別)。「FLEXSCHE GUI Extension」の価格は80万円(税別)。「FLEXSCHE GP 上級オプション」の価格はユニット単位に購入することが可能で20万円(税別)から。「FLEXSCHE GP Standard Pack」の価格は420万円(税別)です。本年4月の販売開始後、初年度で50社への導入を見込んでいます。

■「FLEXSCHE Communicator」とは

生産スケジューラーは一部の部署だけで利用するに留まらず、生産に関与する様々な部署が協調し連携することでより高い効果が得られます。FLEXSCHE Communicatorは、ネットワーク環境においてFLEXSCHE GPやさまざまなクライアントプログラムの仲介を行うサーバー製品です。
以下に挙げる様々な機能を備えており、生産スケジューラーの情報や仕組みを最大限に活用できます。

FLEXSCHE Communicatorの機能は以下の通りです。

<メッセージ同期中継機能>
FLEXSCHE GPへの問い合わせ、 処理依頼、 データ投入など、 外部からの要求メッセージをリアルタイムで仲介。 納期回答、作業実績収集、作業指示、在庫情報管理など、さまざまなアプリケーション(クライアント側・サーバー側とも)が付属。
<メッセージ非同期中継機能>
「起動していない」「大規模データのスケジューリング処理中である」といった理由により、処理を依頼されたFLEXSCHE GPが即座に応答できない場合に、再度応答できるようになるまでメッセージ送信を留保可能。
<代理応答機能>
「起動していない」「大規模データのスケジューリング処理中である」といった理由により、処理を依頼されたFLEXSCHE GPが応答できない場合に、最後に承認されたデータに基づいてFLEXSCHE Communicatorが代わって応答。
<スケジューリングデータ共有機能>
・複数のFLEXSCHE GPが相互に矛盾無くスケジューリングできるように調整。スケジューリング関連の任意の設定内容を共有可能。
・複数のFLEXSCHE Editorが相互に矛盾無くデータを編集できるように調整。 
<スケジューリングサーバー機能>
サーバー上に組み込んだスケジューリングエンジンを使って自動スケジューリングします。大規模な計画の完全自動化やスケジュール共有環境の低コストでの構築を容易に。
<Viewerデータ配信機能>
接続されたFLEXSCHE Viewerに最新のスケジュールをプッシュ型で自動配信し、また逆に入力された作業実績情報を取り込みます。

【独自アプリケーション開発のための環境】
FLEXSCHE Communicatorは、ダイナミックなデータ交換に依拠するスケジューリングシステムを構築するためのプラットフォームとしても利用でき、各々の業務に合わせたアプリケーションを効率よく開発することが可能です。FLEXSCHE Communicator上でのアプ
リケーションは、基本的には.Net対応言語によるプログラミングとXML設定ファイルのコンフィギュレーションによって行います。ただし部分的には旧来の開発環境によるCOMベースでのプログラミングも可能。付属のアプリケーションプログラムの多くはソースコード付きで、それらを部分的に改造して利用できます。

■生産スケジューラー「FLEXSCHE GP 6.0」の特徴と主な新機能

「FLEXSCHE GP」は、多種多様な業種や生産形態に適応できる高い柔軟性を持ち、さらに使いやすいユーザーインターフェースにより、高い操作性も兼ね備えています。

・ ユーザーインターフェースは使いやすいだけでなく、大量のデータを高速描画。スケジューリング処理も高速なので、快適な操作環境を実現。
・ 一般的な生産スケジューラーとは違ってブラックボックス化されていないので、システムインテグレーターやユーザーがスケジューリング処理をコントロールすることが できる。
・ ダイアログ画面上からスケジューリングルールを自由に定義できるようになっており、ルールを予め複数用意しておくことで、様々な条件で立案した計画を比較検討す ることができる。
・ データ形式は基本的にオープンなCSVテキストファイルであり、他システムとの連携が容易。

「FLEXSCHE GP 6.0」の代表的な新機能は以下の通りです。

<更に高速化、メモリ消費量も低減>
処理速度に定評のあった「FLEXSCHE GP」が最新バージョンでは更に処理速度を向上。 同時にメモリ消費量を低減し、大規模データに対応。
<工程における作業分割・結合機能の拡張>
各工程で生成された作業に対して、等分での分割指定や均等分割の指定が可能。また作業分割された作業が隣接している場合にその作業を結合することができる。
<前詰め/後詰めメソッド>
スケジューリングした結果を全体的に前方向に詰めたり、後ろ方向に詰めたりすることが可能。
<補充オーダー機能の拡張>
補充オーダーを生成する際の補充種別を拡張。補充オーダーを期間でまとめたり、必要量を随時生成可能。 
<スケジューリングルールの操作性向上>
スケジューリングルールを作成する際に利用するメソッドをツリー形式で表示し利用可能。

■ユーザーインターフェースを機能拡張する「FLEXSCHE GUI Extension」

ユーザーインターフェースを拡張して、さまざまな便利な機能を提供します。

●滞留チャート
工程間の滞留状況をさまざまな視点から視覚化。資源の前後における滞留を対象とする「資源滞留チャート」と、各品目の滞留に着目した「品目滞留チャート」がある。最適なスケジューリング結果を得るための道標のひとつになる。
●書式文字列エディタ
チャート内部などに表示される文字列の内容を編集。ドラッグ&ドロップを中心とする直感的な操作で編集でき、オンラインマニュアル参照なしで、簡単に表示内容を組み上げることが可能。
●チャートウィンドウの自動行構成機能
定義したルールに基づいてチャート行の並びを自動的に構成。あらかじめ用意されている構成方法、例えば、納期遅れオーダーだけに絞り込み、かつ、納期の早い順に並べ替えたオーダーガントチャートを表示させる、といった簡易な方法から、抽出条件や表示順を条件式や評価式で自由に記述する高度な方法までを用意。この機能により、日々変化するデータに常に追従したチャート表示を素早く得られる。

※「FLEXSCHE GUI Extension」は、従来製品の「FLEXSCHE GUI Plus」の機能をすべて内包しています。「FLEXSCHE GUI Plus」のライセンスを保有していて保守に加入しているユーザーは、「FLEXSCHE GUI Plus」を「FLEXSCHE GUI Extension」に更新することが可能です。

■幅広い業種に対応し、高度なスケジューリングを実現する機能群「FLEXSCHE GP 上級オプション」

生産スケジューラーの導入時など、当初認識されていなかった操業上の制約やルールが後になって重要であると判明した時も、柔軟に対応するための拡張機能群です。

●同時積み分割充填オプション(2ユニット)
パッチ焼鈍や熱処理などの同時積み工程で、資源の空き容量に応じて、作業を動的に分割して充填。
●資源占有オプション(2ユニット)
作業と作業の間も資源を占有し、他の作業が入り込まないようにする。例えば、反応工程において、反応完了後も排出するまで装置を占有し続けるケースなどに有用。
●工程間随時流し制約オプション(1ユニット)
前工程での製造中にも生成物を随時搬送して後工程で利用するという工程間の時間関係を表現。
●オーダー自動引き当てオプション(1ユニット)
材料や中間品に対する補充オーダーを、それを必要とするオーダーに自動的に引き当て、他のオーダーで消費されないようにする。
●メンテナンス作業割付けオプション(2ユニット)
割付け処理中に、条件に基づいて動的に作業を生成して所定の日時に割付け。機械を300時間連続で稼動したらメンテナンスを行うといった制約を実現可能。

※「FLEXSCHE GP上級オプション」のライセンスは、(個々の拡張機能に対してではなく、)拡張機能ごとに定められた「ユニット数」の合計に対して課されます。ライセンスされているユニット数以内であれば機能を自由に選択し直すことができます。

■初期導入時にお得なパック製品「FLEXSCHE Standard Pack」

「FLEXSCHE Standard Pack」は、以下の製品・サービス(総額460万円相当)をパックにしたものです。一般的なスケジューリング環境を準備するための製品パックとしてお得なセットとなっています。

 ・「FLEXSCHE GP(フレクシェ・ジーピー)」
 ・「FLEXSCHE GUI Extension(フレクシェ・ジーユーアイ・エクステンション)」
 ・「FLEXSCHE Editor (フレクシェ・エディタ)」
 ・FLEXSCHE GPトレーニングコース(2名様2日間)


         記

■製品名 FLEXSCHE GP(フレクシェ・ジーピー)6.0
■「柔軟性を極めた新世代の生産スケジューラー」
■発売時期 2006年3月末
■価格 320万円(税別)

■製品名 FLEXSCHE Communicator (フレクシェ・コミュニケーター)
■「生産スケジューラーの情報としくみをリアルタイムで共有するためのサーバー製品」
■発売時期 2006年3月末
■価格 FLEXSCHE Communicator 120万円(税別)
FLEXSCHE Communicator with Core 160万円(税別)
FLEXSCHE Communicator with GP 280万円(税別)

■製品名 FLEXSCHE GP 上級オプション
■「幅広い業種に対応し、高度なスケジューリングを実現する機能群」
■発売時期 2006年3月末
■価格
Max 1 (最大 1ユニット) 20万円(税別)
Max 3 (最大 3ユニット) 40万円(税別)
Max 5 (最大 5ユニット)60万円(税別)
Max 7 (最大 7ユニット) 80万円(税別)
Max10(最大10ユニット) 100万円(税別)

■製品名 FLEXSCHE GUI Extension(フレクシェ・ジーユーアイ・エクステンション)
■「ユーザーインターフェースを柔軟に拡張する」
■発売時期 2006年3月末
■価格 80万円(税別)
 
■製品名 FLEXSCHE Standard Pack
■「初期導入時にお得な製品パック」
■発売時期 2006年3月末
■価格 420万円(税別)

※お客様のお問合せは下記Eメールにて受け付けております。  
E-mail : info@flexsche.com
URL : (リンク »)

このプレスリリースの付帯情報

FLEXSCHE Communicator

本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

【企業の皆様へ】企業情報を掲載・登録するには?

御社の企業情報・プレスリリース・イベント情報・製品情報などを登録するには、企業情報センターサービスへのお申し込みをいただく必要がございます。詳しくは以下のページをご覧ください。

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]